ピーター・ゲイブリエルっぽい声の人っていっぱいいるよね
似てる人が多い人って、いるよね。
うちの叔母に似てる人を街でよく見かける。
似てる人をあんまり見かけない人もいるよね。
この記事は顔じゃなくて声が似てる人が多い人についてです。
私が音楽聴いてて最も似てる人が多いって思う声の持ち主がピーター・ゲイブリエル(Peter Gabriel)。
以下ピーガブって呼びますけど、この人に似てる声の人ってすごく多い。
たとえばオペラ歌手とかだといい声を追求するあまりに最終的に一つの解に近づく感じで
みんなの声が似てくるっていうのはわかるんだけど、
ピーガブの場合はそんなにニュートラルな声じゃなくて、むしろ癖がある感じ。
ピーガブさんは1950年生まれのイギリス人で、
いわゆるプログレ5大バンドのひとつであるジェネシスのボーカリスト兼パフォーマーとして活躍されたあと、
脱退後のソロ活動ではポップでオシャレなヒット曲を多数発表され、現在でもご活躍中の方です。
Peter Gabriel - Sledgehammer - YouTube
こんな声です。
ここからひたすら似ている人が続きます。
Phil Collins
フィル・コリンズさんはピーガブさんと同じジェネシスのメンバーで、ピーガブ脱退後にピーガブの代わりにボーカルを努めました。
当時のファンは「あーあ、ピーガブの声がないジェネシスなんてジェネシスとは呼べないよ〜」みたいに思っていたらしいのですが、
それまで黙ってドラムを叩いていたフィル・コリンズの声を聴いてファンはびっくり!なんと声がピーガブとそっくりだったのです!!
当時本当にこんなストーリーが展開されていたのかは知りませんが、声が似ているのは確かです。
Genesis - Mama (Full music video) - HQ - YouTube
ハハーッ!
かっこよすぎでしょ!!やっぱポップ期のジェネシスも素晴らしいですね。M字のフィル・コリンズさんもステキです。
この間のプログレ入門記事ではインビジブル・タッチを載せたので今回は別の曲にしました。
似てるっしょ??
フィル・コリンズさんはソロでもピーガブに負けず劣らずヒット曲をガンガン飛ばしていまして、
むしろ世間的にはジェネシスはフィル・コリンズがやってたバンド、みたいな認識みたいです。
我々プログレッシャーだけがプログレ期こそが真のジェネシスだ!って騒いでいます。
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Maxophoneの人
マクソフォーネって読みます。マクソフォーネはイタリアのプログレバンドです。
アルバムを一枚だけ出して解散、最近再結成して来日っていうイタリア勢の黄金パターンです。
Maxophone - Elzeverio - YouTube
フレンチホルン担当のメンバーがいた事で有名です。
ピーガブに似てる人たちというくくりの中で比べてしまうとあんまり似てないように聞こえてしまいますね……
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一発屋ですけどアルバムはイタリア語版と英語版を出しているみたいです。
Acqua Fragileの人
アクア・フラジーレはそんじょそこらのイタロ勢とは違ってアルバムをなんと2枚も出している大物バンドです。
ピーガブに似ているボーカルのランゼッティさんは後に、
私のお気に入りであるPFM(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)に移籍します。
移籍後はそんなにピーガブ感はないみたいです。
アクア・フラジーレはそもそも音楽全体から強烈なジェネシス感のあるグループなのでそれも相まってピーガブっぽさが出ているのだと思います。
Acqua Fragile - Morning Comes.wmv - YouTube
ジェネシスの曲かなってくらいジェネシスですね。英語だし。イタリアでは珍しいパターンなんですよ。
どこで珍しくなかったかっていうと80年代イギリスです。
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MarillionのFishさん
まあピーガブに似てる声といえばマリリオンのボーカルのフィッシュさんでしょう。
1980年代が近づくとイギリスではパンクなる音楽が流行りだし、
プログレとかダサ過ぎーナウくないしーな雰囲気になります。Genesisだってポップになっちゃいます。
でもそんな時代でも古き良きプログレが好きな人はちょっとだけいて、その中でも昔のGenesisが大好きだった人たちはGenesisっぽい音楽をやるようになります。
こういう一連の人たちをポンプ(pomp)・ロックと言うらしく、マリリオンはその代表的なグループです。
ポンプってチュパチュパやるポンプかと思ってたら"華麗"とか"壮観"みたいな意味なんですね。
Marillion - Kayleigh - YouTube
80年代ですら30年前の現在となっては全盛期のプログレもポンプ・ロックも同じくらい古い音楽になってしまっているのでこういう歴史的な面を除いて考えるとポンプ・ロック勢への評価はやや厳しいことが多いです。
ポンプ聴くなら本家聴くし〜 的な。
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Gentle GiantのDerek Shulmanさん
Gentle Giantはイギリスのプログレ界では超大物バンドで、この間はギリギリ書けなかったんですけどプログレを語る上では必聴です。
私はあんまり聴かないんですけど。
シャルマン三兄弟が中心となったグループで、ボーカルは主にデレクさんが担当しているみたいです。
Gentle Giant-On reflection - YouTube
歌は2分過ぎからです。白いつなぎでヒゲモジャなのがデレクさんです。
歌より演奏が気になっちゃいますね。
ちょっとなにが起こってるのかわからないよって方もいたかもしれません。
声あんまり似てないですね。アクア・フラジーレの人がデレク・シャルマンに似てるってたまに言われたりしてるみたいです。
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これはライブ盤です。スタジオ盤だとThree Friendsっていうのが室内感があって好きです。
It BitesのFrancis Dunneryさん
ここに載せた中でこのIt Bitesだけ未聴です。不勉強ですみません……
Wikipediaにピーター・ゲイブリエルっぽいと書いてあったので載せました。
一応ポンプ・ロックとしてカテゴライズされることもあるみたいです。
YouTubeで何曲か聴いてみましたけど私の好みとはちょっと違いますね……ゴキゲンロックはちょっと……
It Bites - Yellow Christian(Live) - YouTube
ダネリーさんはピーガブ似ボーカル兼リードギターみたいですね。モテるパターンだ。
ところでこれはどういう会場なんでしょうか……
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どうです?いっぱいいたでしょう?
ググったら似てると言われてる人はもっと沢山いました。
ずっとピーガブ似ボーカルばっかり聴いてたら疲れますね……
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