券売機で購入出来ます。

券売機が好きな私が券売機の話とそれ以外の話をするブログです。

プログレをちょっと聴いた人に私が薦めたいプログレ

昨日クラフトワーク観に行きました!いいだろ!!
すげーよかったよ!!ラルフたそがかわいかった!

またプログレの話します。
前回初心者編だったんで次は脱初心者ってことになると思うんですけど、
そもそも私が中級者ですし(聴いた数300枚くらい)、
どういうセレクトにしようかなって悩みに悩んだ結果
"私おぱんだが5大バンド(とその近辺)以外でよく聴いてる"
っていう基準でやることにしました。
だから私の好みなので、これも入れろ!ってのは勘弁してください……
この辺から評価がわかれちゃうからプログレが皆に愛されてないんだと思います。

私は、

  • 5大バンドだとクリムゾン、フロイドが好き
  • かっこ良くて、ちょっとおバカに聴こえるような、わかりやすくて楽しいのが好き*1
  • ジャズロック*2が好き
  • シンフォ系*3はあんまり好きじゃない
  • 歌詞はあんまり気にしない

です。こういう傾向の人はドンズバだと思います。正反対だわって人は参考程度に読んでください。
あと、例えば昨日観たクラフトワークみたいなプログレかどうかあやしいところも外しました。外したつもりです。

よっしゃー!いってみようー!

ジャケットもいい!Affinity!

プログレッシャーはだいたい聴いてると思います。
イギリスのグループです。女性ボーカルで、いわゆる一発屋です。
プログレはオリジナルアルバムは1枚だけで解散した有名な一発屋バンドがいっぱいいます。
そういうところが結構いいアルバムだったりするので惜しいなー惜しいなーってみんなが言ってると
じゃあ未発表音源とかライブ盤とか出しますーって言って出て、
それがすごくいいとこと、あーこれは1枚で解散だわ…ってとこがあるんですよね。
アフィニティーも例に漏れず未発表音源とかいっぱい出てるみたいです。私は聴いてないです。

オルガンが目立つブルージーな感じですね。この曲はBob Dylanのカバーです。
変拍子もメロトロンもないのであんまりプログレ感はないかもしれないですね。
プログレって聴いてて疲れるのが多いんですけど、これは聴きやすくてお気に入りです。

Affinity

Affinity

ジャケットはプログレ界ではやや有名なキーフっていう人の作品です。
音楽性とジャケットのイメージがピッタリですよね。

Nada→Kobeっていう兵庫ローカルバンド!Amon Düül II!

兵庫ローカルではなくて、ジャーマン・プログレ(クラウトロックとも呼ばれます)を代表するグループです。
最初はアモン・デュールっていう集団だったのが二つに分裂してIIが生まれました。
Iの最初のアルバム(Psychedelic Underground)聴いたんですけど、意味がわからなかったです……
カオティックなのがいいって人はIのほうがいいのかもしれないです。IIはわりとわかりやすいです。
IIの代表作はYeti(地獄!)でしょうか。攻撃的なロックで、中東寄りの(?)民族要素がいい感じです。

かっこいいなー。最初のギターを聴いただけでこのアルバム買ってよかったって思ったよね。

でも私が一番好きなのは1995年に出たNada Moonshine #です!!これいいよ!
アモン・デュールファンもあんまり聴いてないんじゃないかなー。


Amon Düül II - Nada Moonshine # - YouTube

どうっすか!このごった煮!!展開の感じがDiscusにも通じると思います!好きですわ〜

Yeti

Yeti

ナダに輝く月(NADA MOONSHINE #)

ナダに輝く月(NADA MOONSHINE #)

ナダのほう国内盤しかなかった…*4私の持ってるのもこれと同じ盤ですね。
ナダの次に出たアルバムがKobeっていう阪神淡路大震災復興アルバムなのでそこだけ兵庫色が強いだけです。


…ところでここまでのYouTubeを全部律儀に聴いてたらもう30分経ってるんですね……こわ

最悪アレアだけ聴いて!Area!

いやー来ちゃいましたね。アレア。International POPular Groupです。
真にプログレッシブなのはアレアとマグマだけだっていう過激派もいるくらい前進的なバンドです。
イタリアのグループですが、ボーカリストのエジプト生まれのギリシア人デメトリオ・ストラトス
通称デメちゃん(私以外はこう呼んでない)が強烈な個性を放っています。
デメちゃんは4分33秒で有名なジョン・ケージのアルバムにも参加したことがあるんですよ!
んまあとりあえず聴いてみてください。

どうっすか?
私地中海のこと何も知らないんですけど地中海っぽさがかなり出てますよね。
全く奔放にも聴こえるんですけど、よく聴くと精巧に組み立てられていることがわかってとにかく素晴らしいです。
全アルバムオススメです。私は最初に紙ジャケ*5が出たときに一気に買いました。

Arbeit Macht Frei

Arbeit Macht Frei

アレア大好きなんでもっと語りたいんですけど長くなっちゃうのでやめます。

意外と癒し系ではない!Camel!

ラクダー沙漠ー月ー宇宙 っていう定番の繋がりから沙漠/宇宙っぽいサウンドもある一方で
わりと泥臭い感じのロックロックした音楽だったり、シティーな感じもできたりして多彩です。
ラティマーさんの泣きのギターとフルートが聴き所です。

この曲にはどっちもないですね……でもグルービーでかっちょいいでしょ?
他の曲もかっこいいよ。後期のStationary Travellerなんかもいいよ。

Mirage (w/ bonus track)

Mirage (w/ bonus track)

このアルバムの1曲めのFreefallもいいんですよねー
代表作といわれるスノーグースは私はあんまり聴かないです……

キャメルとも仲良し!Caravan!

しかもSoft Machineとは同じグループが分裂して生まれたきょうだいグループなのです。
カンタベリー生まれのいわゆるカンタベリー系を代表するバンドです。
音楽もまさにカンタベリー系っていう感じのジャズロックでかっちょいいです。
まあグレイとピンクの地でしょ。これ聴きましょう。

プログレってみんなキモいわけじゃないからね。
これならデートのドライブでもかけられる!

In the Land of Grey and Pink

In the Land of Grey and Pink

ギターかな?っていう音はオルガンです。

アッカーマンといえば!Focus!

アッカーマンさんの進撃のギターとレアさんのオルガン。素晴らしいです。
オランダ勢では最も有名なグループの一つですね。


Focus - Hocus Pocus Live '73 - YouTube

度肝を抜かれました?
私は度肝を抜かれたので高校生のときバンドメンバーを説得して文化祭ライブでこれを演奏しました。
なんでヨーデルを入れようと思ったのか。なんでこんなにギターが弾けるのか。
すごいです。

意外なことにこの曲以外はオシャレで落ち着いた曲ばっかりです。

Live At The Rainbow

Live At The Rainbow

このライブ盤が素晴らしいんですけどCD品切れでした。
シルヴィアはポップス史上最も美しい曲だと思います。


変態。Gong

ゴングはやばいっす。変態さんかよぉぉ……ってなります。
サイケデリック系です。宇宙も感じます。惑星ゴング。


Gong - I Never Glid Before - Live 1973 - YouTube

明らかにアヘってますね。
テクニカルな面を感じるかと思うんですけど、後期はその面が強調されてフュージョンっぽくなります。

その時も好きなんですよねー。どっちもいいです。
分裂とか再結成とかいろいろあって全部追いかけるのが難しいグループでもあります。

EXPRESSO II

EXPRESSO II

これはその分裂後のフュージョン感のあるアルバムです。あのアラン・ホールズワース*6も参加してます。

奇跡。Hatfield and the North

カンタベリー系です。さっきのCaravanの動画でボーカルとベースをやってた人が参加してます。
アルバム2枚の2発屋なんですけど、どちらもすばらしいです。
こういう曲ってどこから考えるんだろうなっていうような精巧かつ大胆な曲。
2枚目のRotters' Clubは一家に一枚置きたい名盤です。私も1枚だけ持ってます。

The Rotter's Club

The Rotter's Club

ジャケットも美しいっていう完璧なアルバムですね。

コバイア星人!Magma!

マグマはコバイア星からコバイア星人のグループで、歌詞はコバイア語です。
プログレ界のゆうこりんです。
マグマ好きだったらまあプログレ好きなんでしょうね。
MDKもいいですけど、The Last Seven Minutesとかすきですねー

ミニマルなフレーズとコーラス。ヘビーに魂を揺さぶる感じ。これがコバイアです。
プログレッシャーに会ったときはコバイア語で「ハマタイッ!」と挨拶しましょう。

Live Hhai

Live Hhai

ハマタイ!はこのアルバムで聴けます。マグマのCDを買うときはセブンスレコーズから出ているものを選びましょう。
チャーリーっていうとこから出てるこのアルバムにはハマタイ!が入ってないらしいです。
本当かどうかは知りません。

マン、ド、リン!Mike Oldfield

エクソシストのテーマの人です。もうそれでいいと思います。
あの曲はマイクさんがこれまでの人生すべてを表現するっていう目的で
ほとんど自分一人の演奏で作ったのにそれを悪霊に取り憑かれた人の話のテーマソングにされちゃったっていう
かわいそうな人なのです。

後半楽器の名前を呼んでいくんですけどそこでだんだん興奮してきて
最後チューブラー・ベルズ!って言ったときにはうおおおおおおお!!ってなりますね。聴くたびなります。

Tubular Bells

Tubular Bells

チューブラー・ベルズっていうのはのど自慢で鳴るあの鐘のことです。
他のアルバムもいいですよ。

なんでこんなにかっこいいの?Premiata Forneria Marconi!

略してPFMって呼ばれてます。ぴーえっふぇえんめ。
アレアと並ぶイタリアを代表するグループです。
もうほんとにお気に入りです。すごいです。


Premiata Forneria Marconi PFM - Celebration ...

やばすぎ……
まさにロック。

COOK

COOK

ライブ盤のCookはホントに買ってよかったです。
スタジオ盤はイタリア語盤と英語盤があります。

バカテク。Samla Mammas Manna

NHK-FMの番組で今日は一日プログレ三昧っていうのが放送されて、
そこでBase Ball Bearのベースの関根さんっていう人が薦めてました。関根さんはプログレッシャーらしいです。
薦めてたアルバムのタイトルがすごくて、"資本主義をぶっ壊せ!~踊る鳥人間~"っていうんですけど、
内容はぶっ壊れてなくて、非常にまとまりのある音楽です。
バカテク民族系ですね。スウェーデンのグループです。


Samla Mamas Manna-Ingenting [Nothing] (Para ...

かっこよくない??
でもサムラは他のアルバムはこういうおちゃらけた感じがあんまりないんだよね。そこが惜しい。

資本主義をぶっ壊せ!~踊る鳥人間~(紙ジャケット仕様)

資本主義をぶっ壊せ!~踊る鳥人間~(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: サムラ・ママス・マンナ
  • 出版社/メーカー: ディウレコード
  • 発売日: 2008/01/25
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 5回
  • この商品を含むブログを見る



疲れちゃったし記事も長くなったしこのへんにします。
好みで選ぶとなんとなく似たのが集まっちゃいましたね。
プログレッシャーには常識みたいなものばっかり紹介してしましました。
長くならないように我慢したグループは下記の通りです。また今度書くかもしれません。
プログレかどうかあやしい人たちにもいつか触れたいです。

書くのを我慢したグループ
Arti e Mestieri, Can, Discus, Faust, Gentle Giant, Hawkwind, Henry Cow, Jethro Tull, Museo Rosenbach, Osanna, Quatermass, Renaissance, Slapp Happy, Soft Machine, 四人囃子

2019/11/14
YouTube消えてるのをSpotifyにしました。Spotifyなんでもあってすごい。

*1:これELPだな……

*2:ジャズの文法でやってるロック でいいのかな?正確な定義知らないです

*3:パンパカパーン!みたいな。宇宙。末広がりなおめでたさ。

*4:余談なんですけど東京タワーの蝋人形館を出たところになぜかクラウトロックがチョー充実してる店があるので、 こんなんどこ売ってんねん!!って人は東京タワーに行ってみてください。

*5:紙ジャケット。レコードを模したジャケットに入ったCD。プログレッシャーは大抵レコード世代のおっさんなのでCDを再発するときは紙ジャケで出ることが多い

*6:ギターちょー上手いんだけど聴いてて退屈しちゃう