自動券売機のメーカーの見分け方
全国の券売機ファンの皆さん(たぶん20人くらい)!!おまたせしました!!
ついに券売機記事が来ました!!
ファンじゃない人向けでもあるので券売機なんてどうでもいいし〜〜ってひとも読んでくれたら嬉しいです。
エスカレーターの見分け方の記事は訂正記事を2つも書いちゃうくらいふんだり蹴ったりだったので
今回は慎重にやろうと思います。
券売機は専門なんでたぶん大丈夫です。
あっあと、はじめに言っておくと、この記事で言う券売機は、
鉄道駅にある切符の券売機、定期券やカードの販売機を指しています。
そこのところよろしくお願いします。
↓↓↓↓↓↓ここから本題です↓↓↓↓↓↓
駅などで見かける自動券売機。どれも一緒だと思っていませんか?
私ですら大体一緒じゃんって思っちゃうのですが、実は色んなメーカーのものがあるんです!
それがわかったら毎日の切符購入がちょっと楽しくなりますよね!!
私はICカードもってるんで毎日は切符買わないんですけど!
自動券売機のメーカー
券売機もエスカレーター同様に限られたメーカーだけが製造していて、
日本でいかにも鉄道用っていう券売機を出してるのは、
のどこかです。
オムロンとかは正確にはオムロンなんとかなんとかみたいなグループ企業だったはずです。
JR東日本とJR西日本はこれらのメーカーの部品を自分のところのグループ企業(JR東日本メカトロニクス、JR西日本テクシア)で組み立ててオリジナルを作ってるみたいです。なのでたとえ外見がめっちゃオムロンっぽくても中身は日本信号と東芝の部品を使ってたりするのでJR二社は油断できません。
ちなみに自動改札機もオムロン・日本信号・東芝とJR東日本メカトロニクス・JR西日本テクシアが作っています。
南海は全部オムロン、みたいな感じで鉄道会社によっては単一のメーカーのを採用してたりするのですが、多くの鉄道会社ではエスカレーター同様、同じ駅の中でも2,3社くらいの券売機を併用していることがよくあります。
特に、普通の切符用の券売機はA社、ちょっと多機能なやつはB社みたいな組み合わせは多いです。
東京メトロの日比谷駅です。これだと真ん中がオムロンで両サイドが高見沢サイバネティックスです。
なんでわかるのかはこの記事の続きを読むとわかります。
ただ、私も未だに全券売機のメーカーを言い当てられるわけではありません。
というのも、どうやら券売機によってはOEMだったり共同開発だったりもするみたいでかなりむずかしいようなのです。
なのでここでは確実なところだけ紹介します。
メーカーを見分けるポイント
実際のところは機種ごとに形を覚えちゃうのがいいんですけど、
形まるごと覚えるのは大変なので、メーカーの個性が出る部分を絞っていきます。
写真は東京メトロ表参道駅の特急券券売機です。
- 右下の名前
- テンキー
- 硬貨投入口
- お札・カード・お釣りを出し入れするエリア
- 鉄道会社名
がポイントです。タッチパネルとかボタンのあるところは鉄道会社側の要請でいろいろ変わるようなのであまり参考にできません。
右下の名前
右下をみるとメーカー名が書いてあります!
はい。この記事おしまいですね〜〜〜。
流鉄流山線馬橋駅です。見えますか?右下にTAKAMISAWAって書いてありますよね?なのでこれは高見沢サイバネティックス製です。
オムロンはOMRON、日本信号はNIPPON SIGNAL、東芝はいつも通りTOSHIBA、神鋼電機はSHINKOって書いてあります。
うわーわかりやすい!
ですが!こんな記事を書くっていうことはそんな単純じゃないっていうことなんです!
つまり、ここに何も書いてなかったり、なぜか鉄道会社名が書かれていたりすることもあるんです!
日暮里舎人ライナー西日暮里駅です。右下にはかわいいフォントの東京都交通局!ここを見て「あっこれは東京都交通局の券売機なのか!」ってなる人はたぶんいない!意味ない!
メーカー名をアピールしたくないところだと載せてないんでしょうね。エスカレーターと同じですね。
ちなみにこれは日本信号製です。
なんでわかるかっていうと、他のポイントを見ているからです。
下の方!
上で細かく分けた意味ないですね。右下にメーカーが書いてないときはここで見分けています。
メーカーごとにみましょう!
☆テンキーが青い!オムロン!
オムロンはテンキーが青いです。
今日本中の都会で最もよく見かけるこのタイプ、V7っていうタイプらしいです。写真は東横線の横浜駅です。
これは青いテンキーと四角っぽい硬貨投入口が特徴です。
ここね。
最近の飲み物の自販機も硬貨投入口が広くて硬貨めっちゃ入れやすいのありますよね。あれ嬉しい。
最新型のV8では青いテンキーが真ん中にあります。
京急横浜駅です。この両サイドに変な光ってるやつがある券売機、最近よく見ますよね。これはオムロンです。
このV8はタッチパネル横の大人何人子供何人を選ぶボタンが横に長くて真ん中が盛り上がっていて押し心地がとても良いです。
V8は京急・小田急・東京メトロ・近鉄・京阪・JR東海では見ました。他にもあると思います。
両サイドのピカピカがないのもあります。東京メトロとか。
叡山電鉄出町柳駅のボタン式券売機です。ボタン式はタッチパネル式のものへの進化を予感させる四角い硬貨投入口と横に並んだ⑩とかの文字が特徴的です。
☆テンキー黄色!高見沢サイバネティックス!
長野の券売機メーカー、高見沢サイバネティックスさんは私のお気に入りです。
最近の機種は黄色くて透明感のあるテンキーがついています。
あともう一個おおきな特徴として、硬貨投入口が半円を描いています。かわいいですね。
⑩とかも横に並ぶのではなく、弧を描いていますね。かわいいです。
最新機種はオムロンと同じでテンキーが真ん中にあります。
この最新型はVTQっていう名前みたいなんですけど、今のところ京阪の京橋駅に置かれているだけみたいなので見たい方は京橋駅までどうぞ。
オムロンみたいな感じですけどタッチパネルの左のボタンはこれまでどおりのスタイルです。
※追記(2013/7/3)
VTQは長野電鉄の長野駅にも設置されたようです。長野の方はそちらにどうぞ。
http://www.tacy.co.jp/products/example/nagaden.html
☆大人な雰囲気!日本信号!
日本信号っていう名前からして余裕を感じます。どっしり感あります。俺が信号だ!みたいな。
硬貨投入口が上下非対称なのが一番の特徴です。こうなっていたらまあ日本信号です。どっしり感。
ちなみにこれはボタン式券売機のものです。タッチパネルのだとちょっと違います。
タッチパネル式券売機のテンキーは余裕の灰色です。⑩とかもシックなモノクロです。
これは福岡市営地下鉄天神南駅です。
しかしなんと最新型ではテンキーが高見沢寄りな黄色になっています!しかも真ん中!硬貨投入口もオムロンみたいに大きい!
どうしちゃったの日本信号!?でもかわいいぞ!
☆ちょっとレア!東芝!
サザエさんやエスカレーターで有名な東芝ですが、券売機界ではあんまり目立っていません。
例外的に阪急は全券売機(?)が東芝製です。
なので券売機ファンとしては阪急はあまりソソられません…… そういえば車両も全部茶色だし統一感を大事にしてるのかもしれません。
テンキーが灰色でテンキー周りが丸いです。というか全体的に丸いです。
硬貨投入口は高見沢っぽい半円です。
西武とか大阪モノレールなんかでも見ます。
ボタン式のも丸みを帯びたデザインと丸みを帯びた硬貨投入口が特徴です。
遠州鉄道の新浜松駅です。関係ないですけど新浜松駅って名前新幹線の駅名っぽいですね。
券売機はかわいい ではこの丸い硬貨投入口をもとに東芝製としているのですが、
高見沢サイバネティックスと書いてあってこの投入口っていう券売機もいくつかあってちょっとわからないです。
例えば上でメーカー名が書いてある例として載せた流鉄の高見沢サイバネティックス製券売機は、お札やお釣りが出てくるエリアなど全体的な形が東芝製の北九州モノレールの券売機にそっくりです。
小倉駅の券売機にはしっかりとTOSHIBAの文字が。
どういうことなのかちょっとわからなくて困っています。ご存知のかたいらっしゃったら教えて下さい。
鉄道会社名
鉄道会社によっては同じメーカーの券売機しか入れていないところがあるのでそこを参考に類推することもできます。
JR二社と阪急(東芝)、東急(オムロン)、南海(オムロン)はここまでに書きましたよね。
自動改札機と同じメーカーなこともよくあるので改札機のメーカー名もヒントになると思います。
改札機のメーカー名はきっぷを入れたりタッチするところの足下に書いてあります。
ただ、チャージ機とか定期券・特急券あたりの券売機だけ別メーカーっていうパターンには気をつけてください。
よし。これでみなさんも券売機のメーカーがちょっとは見分けられるようになったと思います。
一応フローチャート的なものも作りました。よかったらこちらも参考にしてください。
メーカー名の見極め方についてはこのサイトを参考にしました。ここ見とけばさらに見分けられます。
自動券売機のメーカーについて - でんしゃのこものはくぶつかん
でんしゃのこものはくぶつかんさんはここ以外にも古い券売機の写真がいっぱいあって夢のようなところです。
更新止まっていますが……
券売機画像たっぷりでメーカー見分け放題の券売機はかわいいというサイトをやっています。
こちらもよろしくお願いします。取材も待ってます。
券売機はかわいい