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99%除菌された残りの菌はどうなる?

昨日お風呂の掃除をした。

お風呂のそうじをしてて毎回イラっとするのはあの赤いヌメり。
あれにカビキラーをかけると綺麗サッパリ取れてしまうことにイライラしちゃう。
だってあれカビじゃないし!!!
あれはセラチア菌(Serratia marcescens)っていうバクテリアの集まりで、カビとは違うんだよ!核膜がないよ!!
カビ(fungi 真菌)とバクテリア(bacteria 細菌)は全然違う。
逆に共通点はヒトから見るとすげー小さいっていうことくらいしかないくらい。そんなことない。もっと似てるポインツはあるけど……
んーでもとにかくすげー違うからとにかく違うのね。

んでカビキラー。
カビキラーって名前からするとカビを殺してくれる感あるじゃん??
実際カビを殺すんだろうけど、カビを殺すっていいながらバクテリアも殺しちゃうのがちょっと許せないのね。
だって例えば殺虫剤買ってきて使ったら隣にいたお母さんが死んだら困るっしょ?
(そういえばバルサン焚いたせいで買ってたカブトムシが死んじゃったみたいな話たまにきくよね)
それと同じでカビキラーなのにバクテリアも殺しちゃったらなんかダメなの。わたしには。

だから多くの抗がん剤ががんじゃない細胞も殺しちゃうのはよくないよねっていうことでみんな新しい抗がん剤を作ろうとしてるわけだし、
カビキラーもがんばってカビだけを殺すようにしてほしい。

んでようやくタイトルなんだけど、よくこういうので「99%除菌」みたいなのってあるじゃん?私それがずっと気になってて。
残りの1%はなんなんwwwwみたいなことじゃなくて、
99%除菌ってめっちゃ大したことないじゃん!!ってこと。

細菌ってちょっとしたところにすげーいっぱいいるのね。
よくあるじゃん?水一滴に何億匹〜〜みたいなやつ。
それってなんでかっていうと、彼らがめっちゃ増えやすいからなわけ。
増えるからいっぱいいるの。
バクテリアはどうやって増えるかっていうと、ふつうは細胞分裂して均等にふたつに分かれるのね。
だからそこにいる菌全部が一回分裂するとトータルで菌の数は2倍になるってこと。
んでんでんで、どのくらいのペースで2倍になるかっていうと、
私の経験上、菌様が最も増えていただきやすいコンディション(栄養たっぷりのぬるま湯)を整えて差し上げると、
だいたい15分15分で2倍。だから1時間で16倍
つまりつまり、99%除菌して菌がのこり1%だけになっちゃったとしてももし7回分裂すれば2の7乗で128倍だからもう元に戻っちゃうってわけ。
最高のコンディションなら2時間でもとどおり!!
99.99%除菌でも14回分裂(→最高のコンディションなら3時間半)でもとどおり!!!!一晩もたない!!
んまー実際はお掃除したあとって菌にとって最高のコンディションからは程遠いからそんな一晩でもとどおりってこともないし、
例えばお風呂の床と壁を赤く染めるセラチア菌は結構増えてから赤い色の物質を出すから、
2時間毎に掃除しなきゃいけないよ!!っていうことでもないし、
そもそも菌がいたからなんなの?っていうことにも繋がってくるわけですよ。
菌がいたっていいじゃん!!菌かわいいよ!!
ね!!!!