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おちんちんがない人用の立ちションツールをかつておちんちんが生えていた私が試しました

こんにちは。おぱんだです。リケジョでブロガーです。
立ちションの話します。
論文っぽい流れで書きます。博士論文からの図の流用はありません。博士論文書いたことないし。
おちんちんとかの話ばっかりなので18歳未満の人、特に小学生は見ないほうがいいと思います。
はてなブログの決まり的にマズいところがあったら直すのではてなの偉い人さんイラッとしたとても消さないでご一報ください。よろしくお願いします。

要旨

FtM(Female to Male, 女性として生まれたけど男性として生活したいタイプの人)の人は立ちションしてみたい。でもおちんちん形成手術は腕とかから皮膚を取ってこなきゃいけなかったりして大変だし完成度も高くない。そのため、装着するタイプの立ちションツールを使うことがよくある。でもそんな立ちションツールが本当に男性の立ちションを模しているのかは立ちションしたことがない人は評価することができず、不明であった。
今回私はかつておちんちんがあったけど今はない人(私)を使うことでこの問題点を解決し、立ちションツールのひとつであるMr Fenisが立ちションを模せているのかを明らかにするとともに、その改善点を見出した。

イントロダクション

立ちション(立っておしっこをする行為)は現代日本では一般的に男性(おちんちんがある人)だけがすることとされている。男性用トイレには立ちション用の便器が並んでいて、立ちションしながらなんやかんやとコミュニケーションすることがよく行われている(よね?)。このことから立ちションができないということは現代日本で男性として生活する上ではちょっとしたマイナスポイントであると考えられる。
FtMの人にとって男性しかしない行為とされる立ちションができるようになることは自分が男性であることを認識するために十分であるし、立ちションができないことは自分が男性でないということを意味することに繋がると言っても過言ではない。FtM性別適合手術(Sex Reassignment Surgery, SRS)の中には陰茎形成術が含まれる場合があるが、その方法はクリトリスをぐぐっと引っ張ってきたり、腕や足から皮と肉を持ってきて作ったりするものであり、完成度は決して高いとは言えない。
そこで一部のFtMの人はおちんちんを模したツールを使うことによってこの問題を模擬的ではあるが解決しようとしている。おちんちんを模したツールにはエピテーゼ(外観の欠損部を補うための医療器具)*1と呼ばれるような、オーダーメイドで高度な外観や機能を持った高価なもの*2から、本記事で使用したような安価なものまでさまざまなものが存在している。ただ、これらの製品によって本当に実際の立ちションと近い体験ができるかどうかは現在まで不明であった。その理由は、立ちションツールを使用するにはおちんちんが生えていないことが必須であり、おちんちんが生えていない人はおちんちんが生えていないために立ちションをしたことがないことが一般的であるからである。
この問題を解決するためには立ちションをしたことがあっておちんちんが生えていない人が立ちションツールを検証することが有効である。私はMtF(Male to Female, 男性として生まれたけど女性として生活したいタイプの人)で15年以上立ちションをしていた経験があり、現在はおちんちんが生えていない。そんな私が立ちションツールを使用すればそれが実際の立ちションとどの程度似ているかを判断することができると考え、実際に調査を行った。

(イントロってこんなんだっけ……)

材料と方法

立ちションツールとしては、Mr Fenis社のMr Fenis*3を使用した。これはおぱんだフアンクラブ*4会員のれおくんさん*5に快く貸していただいた。立ちションはおぱんだ(私)がした。おぱんだのまんこは2011年にタイのヤンヒー病院にて作製されたものである。排尿を模すためにシャワーも使用した。使用したシャワーはおぱんだの家に取り付けられているKVK社のシャワーである。
Mr Fenisの外観、装着感を本物のおちんちんと比較した後、私かシャワーがMr Fenisを取り付け液体を放出してどんな感じか体感した。

結果

Mr Fenisの見た目 装着感

素材はいわゆるシリコーン製で、見た目はかなりおちんちんに似ていた(Fig. 1)。アメリカ人向けのサイズなのか日本人にとってはやや大きく、根本から先っちょまで約13cmだった。 装着感も思ったより良くて、おちんちんがまた生えた!という気持ちにさせられた。まんことの間の部分もなかなかのフィット感であった。ただ、Mr Fenisはお股に固定するための機構は存在していないために、使用するためには手で抑えている必要があった。

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Fig. 1 Mr Fenisの外観

Mr Fenisでの排尿

Mr Fenisをお股に置き、立って排尿を行った。初めは浴室で着衣のまま装着することで普段の立ちションに近い体勢で排尿しようと試みたが、着衣のまま装着するとMr Fenisの先端が尿道口よりも高い位置に来てしまい、放出された尿がMr Fenisの先端からではなく手で抑えているところの隙間から漏れ出ることが懸念された(Fig. 2)。そのため着衣は諦めて全裸で行った。Mr Fenisの先端を尿道口より下に配置するためには、両足を広げてお尻をグッと突き出すような格好を取る必要があった。排尿時の感覚は正直いまひとつだった。Mr Fenisは中が空洞なため、出された尿が管の中にズンズン溜まり、その後出てきた。本当の尿はウッ出すぞ!ってなってからほんの少しだけ開けた後に出てくるため、大きな違いがあった。また勢いもよくなかった。じょうろから水を出すときのように単に溢れた分が外に出てますといった感じの勢いで、本物のおちんちんからの排尿時に見られるようなビシャー感あるいはジョボジョボ感は全くなかった。まんことの接続部は出来る限りしっかり抑えていたものの、抑えきれずに出てくる尿もあった。Mov. 1はまんこのかわりに浴室のシャワーを装着し、水を出したものである。水を出してからのタイムラグ、水の出方、接続部からの漏れが観察できる。

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Fig.2 尿道口の高さをツールの先端より高くする必要がある

a

b


Mov.1 シャワーに装着したMr Fenisから尿を出すところ。a 上から。b 横から

排尿後のキレは良くなかったけど本物のおちんちんもキレが悪いから気になるほどではなかった。ただ、まんことMr Fenisの内部は尿でびしょびしょなままなので、洗ったり拭いたりする必要があった。

考察

私のまんこは人工まんこであるため、天然まんこであればこれ以上にぴったりフィットすることも考えられる。尿を全く漏らさないためにはもっとぴったりフィットすることが求められる。
まんこの尿道口はまんこの下部に存在しているせいで、Mr Fenisのような形の立ちションツールを使用する場合は先端を尿道口より下に配置するためにかなり無理な姿勢を取る必要がある。この問題を解決するためには絶対に一滴も漏れないようにすることが有効である。それ以外にも、尿道口をまんこの位置より前(上)側に変更するような手術を受けることで緩和される可能性もある。これについてはそういう手術を受けた人に試してもらわないとわからない。
また、排尿時の勢いあるいはタイムラグについての問題は、おちんちん部分の空間を狭くすることで解決できると予想できる。空間が狭ければ尿道口から出た尿がすぐに先端から放出され、また水流の勢いも増す。Mr Fenisのように管全体に尿を通す構造にするのではなく、実際のおちんちんのように管の中あるいは下に尿道としてミミズくらいの太さと柔らかさを持った細い管を作り、残りの部分を海綿体のようにスポンジ構造で満たすことが有効であると考える。
以上の点については改善策があるが、排尿後に拭かなきゃいけない問題については改善策を考えだすことができなかった。排尿後にトイレの個室のような場所でまんこを拭いたり立ちションツールを洗うことが必要になってしまい、立ちションをするという目的の達成を大きく妨げることになってしまう。今後はこの点についての改善策ができることを期待する。
改善点をまとめると、①もっと密着すること②尿が通るところを細くすること③尿道口を高くすること、の3点である。

謝辞

立ちションツールを貸してくれたれおくんさんには感謝しています。久しぶりに立ちションをしてるかのような気分にちょっとだけなることができました。でももちろんおまんこを作ってくれたDr.グリチャードには感謝してます。グリちゃんありがとう!

利益相反

私はこの記事を書いても誰からもお金を貰えませんし、この記事のせいでMr Fenisや他の誰かが儲かっても損しても何の利害も受けません。

問い合わせ先

何かある場合はこの記事にコメントするか
Twitter @okapianda
メール kembaikiあっとgmail.com
までお願いします。

参考URL